行動観察対策|家庭でできる練習・声かけ・学年別の進め方

小学校受験 / 行動観察対策

聞く、伝える、一緒にやってみる。

行動観察の準備を、いつもの遊びと暮らしから。家庭でできる練習と声かけを、今日試せる形にまとめました。

年少・年中・年長の保護者向け|更新:2026年11月3日

家庭でできる8つの練習へ ↓
カードを使って順番を練習する親子

今日の練習は、ひとつだけ。

まずは「順番に積み木を置く」を5分ほど。終わったら「順番を待ってくれたから、一緒に道ができたね」と、実際にできた行動を一つ伝えましょう。

時間・回数は当サイトの提案例です。疲れている日は短くするなど、お子さまの様子に合わせてください。

01 / 基本の考え方

行動観察では、何を見ている?

遊びや共同作業などに取り組む様子を通して、人との関わり方やルールの理解、活動への参加の仕方などを確かめる考査です。実施内容や評価の観点は、学校・年度によって異なります。

概要の参考:理英会「5つの考査のポイント」、ジャック幼児教育研究所「年長クラス」。以下の6項目は家庭で振り返るための整理で、学校の公式採点表ではありません。

聞く・確かめる説明を聞き、分からないことを尋ねる。
自分の考えを伝える希望や困ったことを、自分なりに伝える。
相手の考えを聞く提案を受け止め、一緒にやり方を考える。
順番・約束を守る遊びのルールを理解して参加する。
気持ちを整えるうまくいかない時、休んだり助けを求めたりする。
生活のことをする道具を扱い、片づけまで取り組む。

リーダー役だけを目標にせず、相手の話を聞く、材料を渡す、分からないことを尋ねるなど、その子が参加しやすい行動から始めます。理英会の公式コラムでも、子どものタイプを踏まえた関わりが紹介されています。参考の解説を読む

02 / 学年別

今の学年から、無理なく進める。

次の表は家庭向けの進め方の例です。年齢だけで課題を決めず、慣れた相手・短い活動から調整します。

時期まず取り組むこと練習の例親の関わり
年少親子のやりとりと身の回りのこと順番遊び、貸し借り、片づけ一緒に動き、短い言葉で伝える
年中相手と相談する経験共同制作、役割交代、簡単なゲームすぐ答えを出さず、考えを聞く
年長相手や条件が変わる経験友達との活動、複数の指示、振り返り教室などで見えた課題を一つずつ練習
直前期慣れた行動の確認聞き返す、困った時に伝える、片づける新しい課題を詰め込みすぎず、生活のリズムを整える

表は横にスクロールできます。受験全体の準備は学年別ロードマップへ。

03 / オリジナル家庭練習

遊びながら試す、8つの練習。

以下は当サイトが作成した家庭練習案です。特定の学校の過去問や、教室の教材を再現したものではありません。道具は年齢に合うものを選び、幼いきょうだいがいる場合は小さな部品の扱いにも気をつけましょう。

01 / 聞く・確かめる

聞いてから、積み木を届ける

親子2人/5分/積み木・箱

「赤い積み木を1個、箱に入れてね」と1つの指示から始めます。できたら「青を入れてから、赤を渡してね」と順番を加えます。

声かけ・振り返りのポイント

「途中で分からなくなったら、もう一度聞いていいよ。」

最後まで聞けた場面、聞き返せた場面を記録。指示は一度に増やさず、親の話し方も短くします。

02 / 順番・ルール

順番に道をつくる

親子2人以上/5〜10分/積み木

1人1個ずつ積み木を置き、長い道をつくります。順番を目印のカードで示し、慣れたらカードなしでも続けます。

声かけ・振り返りのポイント

「今は誰の番かな。次は何を置こうか。」

待っている間に次を考えられたか、順番が違った時に言葉で伝えられたかを見ます。

03 / 相談・協力

一緒に動物の家づくり

親子や友達と2〜3人/10分/積み木・動物のおもちゃ

最初に「どんな家にする?」と相談。入口や寝る場所などを分担してつくり、最後に互いの工夫を紹介します。

声かけ・振り返りのポイント

「その案も面白いね。二つの案を入れるならどうする?」

完成品のきれいさより、相談・役割の調整・相手の工夫への反応を振り返ります。

04 / 伝える・待つ

道具を貸し借りするお絵描き

親子2人以上/5〜10分/紙・クレヨン

共有のクレヨンで、それぞれ好きなものを描きます。同じ色を使いたい時は、借りる、待つ、別の色を選ぶ方法を試します。

声かけ・振り返りのポイント

「使い終わったら貸して、って伝えてみようか。」

先回りして全て渡さず、お願いする機会をつくります。わざと取り上げたり、困らせ続けたりはしません。

05 / 気持ちの切り替え

勝っても負けても、次の1回

親子2人以上/5分/じゃんけんや簡単なゲーム

始める前に終わりの回数を決めます。勝敗がついたら一息つき、次の遊びや片づけへ移る練習をします。

声かけ・振り返りのポイント

「悔しかったね。少し休む? 次の1回をする?」

泣かなかったかだけで判断せず、助けを借りて落ち着けた場面も記録。強い緊張が続く日は終えます。

06 / 参加・対話

遊びに加わる練習

親子で練習後、慣れた友達と/5分/好きなおもちゃ

家で役を交代し、遊んでいる相手への入り方を試します。友達と遊ぶ時は、遊びを見てから近づく段階でも構いません。

声かけ・振り返りのポイント

「何をしているのかな。聞いてみたいことはある?」

声の大きさだけでなく、相手の返事を聞けたか、一緒にできる役を見つけたかを見ます。

07 / 援助を求める

困ったことを大人に伝える

親子2人/5分/袋・箱・おもちゃ

「袋が開かない」「ルールが分からない」場面を人形遊びで再現。何に困ったかを伝え、大人に助けを頼みます。

声かけ・振り返りのポイント

「どこで困ったか、先生に伝えるとしたら何て言う?」

決まった文章の暗唱にせず、本人の言葉や指さしから始めます。危険や乱暴な行為はすぐ大人に知らせます。

08 / 生活技能・やり遂げる

役割を決めて、お片づけ

家族2人以上/5分/いつもの玩具・収納箱

「積み木を集める」「箱を戻す」など、小さな役割を相談。自分の分を終えたら、残っていることを一緒に見つけます。

声かけ・振り返りのポイント

「終わったところを教えて。まだ残っているのはどこかな。」

早さで競争せず、道具を丁寧に扱う、自分で終わりを確かめる経験にします。

04 / つまずいた時

「どうしてできないの?」の前に。

その日の疲れ、相手、説明の長さによっても様子は変わります。一度の出来事で性格や受験への向き不向きを決めず、起きた場面を具体的に見てみましょう。

輪に入りにくい・声が小さい

「みんなに大きな声で言って」より、慣れた1人とのやりとりへ。見ている段階から、道具を渡す、小さく質問するなど、参加の一歩を選びます。

「どんな遊びか、少し見てみよう。やってみたい役はある?」

自分の案を通したい

本人の希望を聞いた後に、相手の案も確認。交代する、順番を決める、二つの案を組み合わせる方法を一緒に試します。

「あなたは橋を作りたいんだね。相手の案も聞いてから決めようか。」

負けると泣く・怒る

まず落ち着く時間を取り、振り返りはその後に。負ける練習を続けて追い込まず、短いゲームで終わり方を確かめます。

「悔しかったね。落ち着いたら、次にどうしたいか聞かせて。」

説明を聞き逃す・動けなくなる

最初は指示を一つにして、道具や実演も使います。覚えているところを聞き、分からない部分を尋ねる練習へつなげます。

「どこまで分かった? 分からないところを、もう一度聞いてみよう。」

相手に押されたり、嫌なことをされたりした時は、我慢を練習させず、離れて大人に伝えることを優先します。

05 / 続け方

4週間で、ひとつのテーマを試す。

例えば「相談して一緒に作る」をテーマに、週2〜3回・1回5〜10分ほどから。回数をこなすことより、楽しめる長さで終え、次に変えることを一つ決めます。

1週目|一緒に試す親子で共同制作。どの場面が楽しいか、困るかを見る。
2週目|役を交代提案する人・聞く人、材料を渡す人などを交代する。
3週目|相手を変える可能なら慣れた友達と短く遊ぶ。家庭では別の大人との活動でもよい。
4週目|次を決めるできた場面を確認。同じ練習を続けるか、条件を一つ変える。

4週間で完成させる目標ではありません。集団の様子は家庭だけでは分からないため、園での遊びや教室などの機会も参考にします。

06 / 振り返り

点数より、できた場面を残す。

練習後は良かった行動を一つ伝え、保護者は次の項目を手帳などへ。下の項目は印刷にも使えます。入力して保存する場合は、ページ下部の「今週の取り組み・準備メモ」をご利用ください。

日付・一緒に遊んだ相手:                 

今日の遊び・目標を一つ:                 

できた行動・本人が言った言葉:              

困った場面と、その時の状況:               

次回、親が変える声かけ・条件を一つ:           

例:「協調性がない」ではなく、「同じ積み木を使いたい場面で手が止まった。『終わったら貸して』と伝えると待てた」と記録します。

07 / よくある質問

家庭での対策で、迷いやすいこと。

一人っ子でも家庭で練習できますか?

親子で順番・相談・貸し借りの練習はできます。大人相手と子ども同士では状況が異なるため、園や友達との遊び、教室などでの経験も組み合わせましょう。

積極的なリーダーにならないと不利ですか?

一律にそうとは言えません。評価は学校・課題により異なります。家庭では、話を聞く、役割を引き受ける、助けを求めるなど、本人なりに参加する経験を大切にします。

「入れて」「貸して」を暗記させればよいですか?

言葉を知ることは出発点になりますが、相手の返事を聞いて次の行動を選ぶところまで経験しましょう。言い方が例と違っても、意思が伝わっていれば受け止めます。

教室や模試では、何を確認すればよいですか?

良し悪しの総評だけでなく、「どの活動で」「どんな指示・相手の時に」「何が起きたか」を聞きましょう。家庭でできる練習を一つ尋ねると、次の行動につながります。受講時期・料金・対象年齢は各教室の最新案内で確認してください。

幼児教室の特徴を比較する ›

行動観察を、日々の準備に組み込む。

今日は練習を一つ選び、次に試す日を家族で決めてみましょう。

参考にした公式情報

確認日:2026年11月3日。以下は教室による一般的な解説で、各学校の公式な評価基準ではありません。家庭練習・声かけ・学年別計画は、当サイトの編集案として作成しています。

今、取り組みたい準備から選ぶ

一度に増やしすぎず、今週の練習や保護者の準備を一つ選びましょう。各ページの記録欄から次回につなげられます。

学年・時期別の進め方を確認 › / 予定・担当を比較ノートにまとめる ›

今週の取り組み・準備メモ

練習や保護者の準備を一つ記録し、次回することを決めましょう。子どもの良かった場面や言葉を残す使い方もできます。

これまでの記録

記録は同じ端末・ブラウザーに保存されます。端末間の共有はできません。ブラウザーのデータ削除で消えるため、大切な記録はコピーや印刷で残してください。氏名など個人を特定できる情報の入力は避けてください。

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