DRAWING & EXPRESSION
描きたい気持ちを、
絵と言葉にしてみよう。
小学校受験に向けた絵画の準備を、親子の会話と身近な体験から。年少・年中・年長の進め方、題材の選び方、声かけをまとめました。
「描くこと」と「伝えること」を一緒に
楽しかった経験を思い出し、何を描きたいか決め、絵について自分の言葉で話す。家庭では、この流れを親子で楽しむところから始めましょう。以下は家庭向けのオリジナル練習案です。学校ごとの課題や使用画材は異なります。
描く前に「誰と、どこで、何をした?」と話し、子どもが描きたい場面を一つ選びます。描いた後は、本人の説明を聞いて終えましょう。
家庭でできる6つの練習
01 線と丸で遊ぶ
用意するもの 大きめの紙とクレヨン。
ぐるぐる、ぎざぎざ、長い線などを好きに描きます。「この線、何に見える?」と話して、線から絵を広げてみましょう。
声かけ 「力を入れた線と、そっと描いた線があるね」
02 見つけたものを描く
葉っぱ、果物、お気に入りのおもちゃなど、目の前のものを一つ選びます。形、色、大きさを見てから、気づいたところを絵にします。
声かけ 「どこをよく見て描いたの?」。親が線を描き直す代わりに、本人の発見を聞きます。
03 動いている人を描く
手を振る、ボールを投げる、しゃがむなど、親子で動きを試します。腕や足がどこにあるか見て、好きな姿を一つ描きます。
やさしくするには 最初は顔と手だけでも、伝えたい動きを話してみます。
04 経験した場面を描く
公園、料理、お出かけなど、本人が覚えている場面を選びます。描く前に「一番描きたいもの」を決め、そこから紙に置いていきます。
声かけ 「そのとき、どんな気持ちだった?」。表情や周りのものを足すヒントにします。
05 一つの条件で描く
「赤いものを一つ入れて、好きな遊びを描こう」など、条件を一つだけ伝えます。描く前と最後に、親子で条件を確かめます。
少し進めるなら 「人を二人」など条件を一つ追加。難しければ元の条件に戻します。
06 絵を見せて話す
完成した絵について「これは何をしているところ?」と聞きます。親はまず最後まで聞き、「ここを工夫したんだね」と本人の説明に沿って返します。
話すのが難しいとき 指をさして選ぶ、親が一つ質問するなど、答えやすい形にします。
年少・年中・年長の進め方
描く経験には個人差があります。表の内容は、家庭で題材を選ぶときの目安です。
| 時期 | 取り組みの例 | 親が大切にしたいこと |
|---|---|---|
| 年少 | 線や色を楽しむ、見立てて遊ぶ | 自由に試す時間をつくり、本人の言葉を聞く |
| 年中 | 身近なもの、人、経験した場面を描く | 描く前に話し、観察するきっかけをつくる |
| 年長 | 簡単な条件を聞き、場面を決めて描き、説明する | 条件の確認、画材の準備・片づけも少しずつ任せる |
| 受験直前 | 志望校の案内や確認済みの課題情報に合わせて練習する | 慣れた画材で見通しを持ち、描く内容を本人が選ぶ |
1回の練習を4つに分ける
- 話す 体験や題材を思い出し、描きたいものを選ぶ。
- 描く 最初に描くものを本人が決めて始める。
- 伝える 描いた場面や好きなところを紹介する。
- 片づける 画材を戻し、作品に日付を残す。
初めは時間を測らず、最後まで取り組める題材を選びます。時間を意識する練習は、取り組み方に慣れてから少しずつ加えましょう。
困ったときの声かけ
「何を描けばいい?」と止まる
「昨日の公園と、おやつ作りならどちらを描きたい?」と、本人の経験から二つの候補を出します。選んだ後は「最初に何を描こうか」と小さく進めます。
失敗したと言って描くのをやめる
「この線から、何にできそうかな」。別のものに見立てる、新しい紙で試す、その日は終えるなど、本人と次の一歩を選びます。
いつも同じ絵になる
「今日は誰と遊んでいるところ?」と、得意な絵に場面を足します。外で見たものや実際に遊んだ体験から、題材を広げます。
親が手を出したくなる
「ここを描きたかったんだね」と意図を確かめます。描き方を一緒に試すなら別の紙を使い、作品は本人の線で仕上げてもらいましょう。
家庭でそろえる画材
まずは紙と、本人が持ちやすいクレヨンで始められます。机に下敷きを敷き、画材の置き場所を決めると、準備と片づけも練習にできます。学校や教室から指定がある場合は、その案内を確認しましょう。
上手な見本をまねする練習は必要ですか?
描き方を知るきっかけには使えます。家庭では、実物を見たり、経験を思い出したりして、自分で選んで描く時間もつくりましょう。
絵画教室はどう選べばよいですか?
体験で、子どもの説明を聞く時間があるか、本人の表現をどう支えるか、課題と自由制作の配分を確認しましょう。通う目的をご家庭で一つ決めておくと比較しやすくなります。
ほかの準備も一緒に
参考情報・更新日
2026年11月4日作成。家庭練習・声かけ・学年別の進め方は、当サイトの提案です。各校の考査内容は最新の募集案内・説明会でご確認ください。
- 理英会|慶應受験「絵画・制作」で大切にしたいこと(表現を支える取り組みの参考)
- ジャック幼児教育研究所|小学校受験・絵画製作
今週の取り組み・準備メモ
練習や保護者の準備を一つ記録し、次回することを決めましょう。子どもの良かった場面や言葉を残す使い方もできます。
これまでの記録
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